SEAnews 2004-09-06 ArtNo.34083

【ムンバイ】ナフサや原油等のインプット・コストが上昇したことから、Reliance Industries Ltd (RIL)は、ポリマー製品の価格を8月28日から4－11％上方修正した。同社は8月半ばにも高純度テレフタル酸(PTA)、モノエチレングリコール(MEG)、直鎖アルキルベンゼン(LAB:linear alkylbenzene)を除くポリマー製品を値上げしている。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレスが9月3／4日ＲＩＬのステートメントを引用し伝えたところによると、ＰＶＣのトン当たり価格は5万4000ルピーに2000ルピー、ポリエチレン(PE)は同6万3200ルピーに5000ルピー、ポリプロピレン(PP)は同6万3700ルピーに6000ルピー、部分延伸糸(POY:partially oriented yarn)のキロ当たり価格は80ルピーから82.40ルピーに、ポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)は同68.50ルピーから71.50ルピーに、ＰＴＡは同42ルピーから46.10ルピーに、ＭＥＧは同52ルピーから62.20ルピーに、それぞれ引き上げられた｡
原油、ナフサ、プロパン、エチレン、プロピレンが値上がり、国際市場におけるポリマー価格も上昇したことから、ＲＩＬは再度値上げに踏み切ったと言う。