2004-09-06 ArtNo.34079
◆Cummins、インドでUS$1.5億アウトソース
【ニューデリー】Cummins Incは今会計年度、インドから1億5000万米ドルのコンポーネントとエンジンを輸出する計画で、内50%以上(US$8000万)が自動車コンポーネントで占められる見通しだ。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月4日伝えたところによると、Cummins India Ltd (CIL)はカレンダー・イヤー2007年までに年商10億の達成を目指す。CILの2003年の年商は6億米ドルで、内20%が輸出売上げで占められた。
CILのAnant J Talaulicar重役(MD)によると、今年の輸出成長率は20-25%、国内販売も二桁成長が望める。CILはハイキャパシティー・エンジン3種類-V28/K38/K58-を親会社に独占供給している。この種のエンジンは発電用に用いられ、V28とK38は最近30%ほど増産している。これ以前にはV28は米国で、K38とK58は英国で製造していた。これはグループ内の製造品目の調整に過ぎず、米国や英国の工場が閉鎖される訳ではない。
またより多くの投資が準備されており、今年中に最終決定が下される。同社は現在300クロー(US$6488万)の現金準備を保持している。
CILは今年、独自のビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)部門を設け、親会社の金融/人事管理を引き受ける。しかしグループ外の企業に奉仕する計画はない。とは言え傘下のKPIT Cummins Infosystems Limitedは、そのサービスの50%をグループ外の企業、取り分け製造業部門に照準を合わせ、提供している。
CILは2004年3月期年度に前年比15.9%増109クロー(US$2357万)の純益と、同12.1%増932クロー(US$2.0156億)の純売上げを計上した。国内売上げは向こう3-5年間年率12-15%の成長が見込まれ、輸出売上げは同20%の成長が予想される。電力事業向けエンジンの需要増と輸出の好調から2004年6月期四半期の純益は前年同期比30.5%増の28.90クロー(US$625万)、純売上げは同32.5%増の282クロー(US$6099万)をマークした。
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