【ニューデリー】インド政府は特殊会社(SPV:special purpose vehicle)を設け、見積もりコスト2000クロー(US$4.325億億)のセツサムドラム計画(Sethusamudram project)を推進する方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月3日伝えたところによると、Manmohan Singh首相が2日主宰した閣議の席上、タミールナド州Chennaiを拠点にする授権資本800クロー(US$1.73億)のSPV“Sethusamudram Corporation Ltd(SCL)”を設立し、セツサムドラム運河を建設する方針が決まった。SCLにはShipping Corporation of India (SCI)とトゥーティコリン港湾局(Tuticorin Port Trust)が各50クロー(1083万)、Dredging Corporation of India (DCI)/Chennai Port Trust/Ennore Port Ltd/Visakhapatnam Port Trust/Paradip Port Trustが各30クロー(US$650万)を出資、中央政府や他の政府機関が残りの550クロー(US$1.189億)を拠出する。プロジェクトの借入/自己資本比率は1:1.5。
インドとスリランカ間の海峡の深さは11フィートに満たないため、東海岸から西海岸へ向かう船舶はスリランカを迂回せねばならない。このためGulf of MannarとPalk Bayを結ぶ運河を建設しようと言うもので、開通すれば、距離にして400海里(nautical mile:1.852kmx400=740.8km)、時間にして36時間節約できると言う。