2004-09-03 ArtNo.34063
◆Kanoria Chemical、US$3893万投じ設備拡張
【ニューデリー】グジャラート州拠点のKanoria Chemicals and Industries Ltd(KCIL)は180クロー(US$3893万)を投じ、25MW(メガワット)の発電施設と化学ユニットを増設する。
ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月1日伝えたところによると、KCILのR. V. Kanoria会長兼MDはこのほど以上の計画を明らかにした。それによると発電施設の建設に87クロー(US$1881万)、苛性ソーダ製造施設に93クロー(US$2011万)が、それぞれ投資される。KCILは発電施設の建設をThermax社に、苛性ソーダ製造施設の建設をUhde India社に、それぞれ発注した。
これにより苛性ソーダの年産能力は現在の5万トンから8万8000トンに76%アップ、発電能力は50MWに拡大する。発電施設拡張後、12MWの余剰電力はPower Trading Corporation(PTC)に売却する。売却価格は1ユニット当たり2.25-2.40ルピーになる見通しだ。KCILは150クローを借入で、30クローを内部資金で、それぞれ賄う。同拡張計画は既に着手されており、金融アレンジは2005年11月までに完了するものと見られる。
苛性ソーダ製造技術は、2008年までに75%が水銀電池方式から薄膜ベースの電気分解方式に転換され、また2012年までに100%転換される。
目下、原料の塩はグジャラート州から全量取り寄せているが、今後は半ばをラジャスタン州の新ソースから購入する。これにより輸送コストを年間1.5クロー(US$32万)節約できる。目下、月間1万2000トンの塩を消費している。
拡張計画の完了後は、70%の設備稼働率で、年商500クロー(US$1.08億)以上、営業利益100クロー(US$2163万)が望める。ちなみに2003-04年の営業額は360.31クロー(US$7792万)、営業利益は52.4クロー(US$1133万)だった。
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