2004-09-01 ArtNo.34050
◆Kinetic、Italjetスクーター7モデルお披露目
【プネー】地場二輪車メーカー、Kinetic Motor Company Limited(KMCL)は31日、50-250ccエンジンを搭載したItaljetスクーター7モデルをお披露目した。
エコノミック・タイムズが8月31日報じたところによると、これら7モデルとは、Formula 125、22馬力のDragster、Torpedo 4T、Jet Set、Velocifero、Millenium、Jupiter。キネティク・グループのSulajja Firodia Motwani重役(MD補)は、9-10月の祝祭日シーズンにこれらの一部を発売する考えを明らかにした。
それによると、今年の祝祭日シーズンに向け国内で販売する予定の2モデル、Jet SetとMilleniumは目下、型式認証手続き中で、Jet Setの国内での名称はKinetic Euro。また何れのモデルも国内販売する際には、異なる名称を用いる可能性がある。KMCLは国内市場でキネティク製品として販売できるよう製造権を取得している。
またItaljetの流通網を通じ、例えば欧州で販売する際には、Italjet製品として販売、キネティクはロイヤルティーを支払う。しかし独自の流通網を通じて例えば米国やオーストラリアに輸出する際は、キネティク商標で販売する。Italjetは昨年欧州市場で5万台を販売した。
KMCLはこれらのスクーターのために競争力有る価格戦略を立てている。例えば100cc未満のスクータレットは4万ルピー前後、100cc以上のスクーターは5万ルピー前後で販売する。
Kinetic Euro(Jet Set)は125ccと135ccエンジンを搭載、ファミリー・スクーターとして専ら国内市場をターゲットにする。
やはり125ccと150ccエンジンを搭載したMillenium、そしてFormula 125は国内市場と海外市場双方をターゲットにしている。しかし22馬力エンジン搭載のDragsterは恐らく国内市場には紹介されない。Formula 125とDragsterは何れも男っぽさを売り物にしており、取り分けDragsterはモーターバイクの外観を兼ね備えている。スクーターは一般に女性をターゲットにしていることから、カレッジの男子学生等、限られたニッチ・マーケットのニーズに応じることになる。
250ccのJupiterは国際市場向けで、既に米国方面のディストリビューターを指名している。
92ccのスクータレットVelocifero、150ccのスクーターTorpedoはレトロなルックスを売り物にしている。
とは言え、KMCLは決してItaljet製品のみを販売する訳ではない。最近65ccの旧バージョンからアップグレードしたKinetci Zing 80の他、やはり115ccからアップグレードしたNova 135の販売にも力を入れる。後者のムンバイにおける店頭価格3万6000ルピーで、HondaのActivaとシェアを競うと言う。
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