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2004-09-01 ArtNo.34046
◆ONGC、カルナタカ州にUS$54億投資
【バンガロール】Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、カルナタカ州Mangaloreに臨海特別経済区(SEZ)を開発するとともに、ガス・ターミナルを含む一連のエネルギー・プロジェクトに向こう数年間に2万5000クロー(US$54.066億)を投資する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月31日、ONGCのSubir Raha会長兼MDの言を引用し伝えたところによると、同社はこのほどカルナタカ州政府及びカルナタカ商工会議所(KCCI:Kanara Chamber of Commerce and Industry)と関係覚書を取り交わした。
KCCIが開発ライセンスを保持するSEZ内には主に石油/石油化学関連施設が設けられる。ONGCは民間投資家と共同で特殊会社を組織、SEZを開発する。同プロジェクトには約360haの土地が必要とされる。着工時期は明らかにされていない。
ONGCは、新マンガロール港湾局(New Mangalore Port Trust)の敷地内に年間処理能力1200万トンの液化天然ガス(LNG)ターミナル、エタン(C2)およびプロパン(C3)抽出施設を、SEZ内にクラッカーやポリオレフィン等の下流部門施設を、またリーン・ガス(lean gas:C2-C6成分に富むrich gasに対してそれらの成分を含まないガス)を用いた1500MW(メガワット)発電施設を、それぞれ設ける。
この他、Mangalore-Hassan-Bangalore-Chennai間ガス・パイプラインを敷設するが、バンガロールからGulbarga等のカルナタカ州北部に至るパイプライン支線を設け、同地の亜鉛鍍金産業やその他の経済活動の需要に応じることも検討している。
ONGCはこれ以前に州電力局にターミナル・キャパシティーの80%に相当するメタン・ガスを同地の電力部門や化学肥料部門に低価格で供給、残りの20%のキャパシティーに相当するエタンとプロパンの供給によりコストの回収を図ると通知したと言う。
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