【ムンバイ】石油天然ガス省は、Gas Transportation and Infrastructure Company Ltd(GTICL: Reliance Industriesの完全出資子会社)が進めるコモン・キャリア・ガス・パイプライン(common carrier gas pipelines:自社用ではなく他社のガス輸送を引き受けるパイプライン)プロジェクトに参画を望む企業に入札意向書(EOI:expressions of interest)の提出を求めた。
インディアン・エクスプレスが8月3日報じたところによると、アンドラプラデシュ州Kakinada近郊Gadimogaのガス処理工場を起点にする同パイプライン・プロジェクトにはKakinada-Hyderabad間569キロ、Hyderabad-Uran間473キロ、Uran-Ahmedabad間467キロの工事に加え、ゴア州/カルナタカ州/マハラシュトラ州/アンドラプラデシュ州をリンクするGoa-Hyderabad間664キロの工事も含まれる。
パイプライン輸送能力の25%は、オーナー以外の企業の利用に供される。プロジェクトの借入/自己資本比率は2:1だが、具体的出資構成は入札者が提示する条件等をベースに詰められる。
パイプラインの工期は36ヶ月。パイプラインはGTICLの所有に帰し、落札者はパイプラインの利用に関してオーナーと“take and pay”契約もしくは相互に合意されたその他の契約を結ばねばならない。