SEAnews 2004-08-30 ArtNo.34040

【チェンナイ】シンガポールを拠点にする年商145億米ドルの電子コンポーネント契約製造業者Flexitronicsは、タミールナド州Chennai拠点のテレコム・ソフトウェア・ソリューション会社Future Software Ltd(FSL)を買収する。
インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが8月27日伝えたところによると、ＦＳＬのKV Ramani会長兼ＭＤはこのほど記者会見し以上の消息を語った。それによると、現在、ＦＳＬの55％のシェアはRamani氏が、同13％はIntelが、同12％はFlexitronicsが、残りはＦＳＬ従業員が、それぞれ保持している。Flexitronicsは未だ保持せぬＦＳＬの全株式を買収、完全出資子会社にする。ＦＳＬの経営陣と600人の従業員は全員、Flexitronicsの傘下に入る。株式の取引価格は、外国投資促進局(FIPB)と中央銀行が同取引を承認した後発表される。
チェンナイの他、米国と欧州にオフィスを擁するＦＳＬの2004年3月期年商は2500万米ドル。FlexitronicsにとってＦＳＬの買収は、インドを組み込みソフトウェア事業の拠点にする計画の一環で、Flexitronicsは最近、テレコム・ソフトウェア会社Hughes Software Systemsの55％のシェアを買収、またカルナタカ州Bangalore拠点の半導体デザイン会社Silicaに1000万米ドルを投資している。