SEAnews 2004-08-30 ArtNo.34039

【ハイデラバード】日立ホーム&ライフソリューションが完全出資するHitachi Home and Life Solutions (India) Limited (HHLI)は今会計年度の売上げが、前年の245クロー(US$5298万)から280クロー(US$6055万)に14％成長するものと期待している。
ビジネス・スタンダードが8月28日伝えたところによると、ＨＨＬＩのRakesh Khanna上級副社長(ｾｰﾙｽ担当)は同紙に以上の目標を語った｡同社は過去2年間赤字に陥っていたが、昨年第4四半期以来黒字を記録している。今年通年では8クロー(US$173万)の純益が見込まれる。ディーラー・サービス・センターの増設や、新製品、インフラ等への投資を続けており、現状では高い利益の実現は目指していない。
グジャラート州Kadiとダドラ・アンド・ナガルハベリ直轄区Silvassaに合計年産能力25万ユニットの2工場を擁するHHLIは、目下年間13万ユニットを販売、内0.3％を南アジア地域協力連合(SAARC)／中東／アフリカ諸国に輸出している。今会計年度の輸出額は昨年の30クロー(US$649万)から55クロー(US$1189万)に拡大するものと予想される。
インド国内エアコン市場における同社のシェアは12％だが、向こう18ヶ月間に15％に拡大する見通しだ｡原料コストの上昇に関わらず、値上げは考えていない。
向こう12ヶ月間に冷蔵庫を皮切りに、エアコン以外の製品をインド市場に投入することも計画、親会社と製品レーンジの拡大問題を協議している。
新製品Hitachi Quadricoolは、1トン、1.5トン、2トンのモデルを選択でき、スプリット・エアコンとしては最も小型の天井据え付け型マイクロクール・カセット・エアコン“Hitachi Sense-i”はやはり1トン、1.5トン、2トンのモデルを選べると言う。