2004-08-30 ArtNo.34037
◆Electrolux、1万ルピー未満のスプリット・エアコン発売準備
【コルカタ】Electrolux Kelvinator Ltd(EKL)は近くインド初の1万ルピー未満のスプリット・エアコンを発売、市場に旋風を起こすことを目指している。
インディアン・エクスプレスが8月28日伝えたところによると、EKLのAshish Bhatnagar製品主任はこのほど以上の計画を明らかにした。同社は上海もしくは広州工場で製造したモデルをインド市場に紹介する方針で、目下計画の詳細を詰めている。
今年4月にインド・エアコン市場に参入したEKLは、ウィンドー・エアコン5モデル、スプリット・エアコン6モデルを販売している。現在同社が販売しているスプリット・エアコンの中では0.75トンのモデルが最低の1万2990ルピー。
EKLはウタランチャル州に年産12万ユニットの新工場を設け、ウィンドー・エアコン全モデルと壁掛け式スプリット・エアコン2モデルを同工場で生産している。残りのハイエンド・スプリット・エアコン4モデルは広州工場で製造したものを輸入している。中国から輸入しているモデルには、インド市場のニーズを満たすカスタマイズが施され、オキシガードやオキシフィルターと言った機能を備えている。EKLは、スプリット・エアコンを梃子にインド市場を開拓する戦略を立案していると言う。
信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)の最近の調査報告によれば、インドの2003年のルーム・エアコン市場規模は98万ユニット、2200クロー(US$4.76億)で、複合年間成長率(CAGR:compounded annual growth rate)17%を記録した。
EKLはカレンダー・イヤー2004年には、エアコンの販売/サービス・ディーラー網を150店から250店に、また全品目のディーラー網を、350店から500店に拡張する計画と言う。
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