2004-08-30 ArtNo.34028
◆ヒマチャルプラデシュ州政府、水力発電計画に30%出資
【シムラ】ヒマチャルプラデシュ州政府は27日、公共部門のSatluj Jal Vidyut Nigam Ltd (SJVNL)と合弁で同州Rampurに400MW(メガワット)の水力発電所を設ける方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが8月28日報じたところによると、Rampur水力発電プロジェクトのコストは2500クロー(US$5.41億)と見積もられ、州政府は30%出資する。
州政府はこの日、民間企業27社が計画する合計88MW、27件の小型水力発電計画も承認した。これらプロジェクトの向こう5年間の投資額は538クロー(US$1.16億)で、稼働後15年すれば、州政府は10%のロイヤルティー収入を得られる。
ヒマチャルプラデシュ州には2万5000MWの潜在的水力発電資源が存在し、同潜在性はインドの潜在的水力発電能力のほぼ4分の1を占めるが、主に資金難からほんの一部が利用されているに過ぎない。
今年5月18日には全国最大の1500MW、Nathpa Jhakri水力発電所が稼働、各250MWの発電機6基が運転を開始した。しかしチベットの湖が決壊する恐れから、プロジェクトは80クロー(US$1730万)以上の損失を被った。
RampurプロジェクトはNathpaプロジェクトの第2段階と言え、両プロジェクトは何れもSutlej川流域に設けられる。
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