NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2004-08-27 ArtNo.34027
◆ソフトウェア契約、定額方式から実費償還方式にシフト
【コーチ】インド・ソフトウェア産業界においては、これまで定額請負契約(fixed price-based contracts)が主流だったが、役務時間費用と材料費(basis of time and material)をベースにした実費償還契約(T&M:Time and Material contracts)が採用されるケースが増えており、こうした潮流にはアウトソースする役務のコントロールを望む顧客の意向が反映されているようだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月26日報じたところによると、中規模からトップ・クラスのソフトウェア企業の今会計年度第1四半期(2004/4-6)の財務報告を見ると、一般に総売上げに占める定額請負プロジェクト(FPP:Fixed Price Projects)のシェアが縮小し、代わって実費償還プロジェクト(T&M projects)のシェアが拡大している。
FPPの場合、予め設定されたデッド・ラインを守りさえすれば、どれだけの人員や資源を投入するかは、ソフトウェア・ベンダーの判断に委ねられる。このため時間と労力を節約したソフトウェア・ベンダーはその利益を享受できる。それに反してT&Mプロジェクトでは、顧客は実際に費やされた時間と労力に基づき支払いを行う。したがって顧客サイドがこの種の労力や時間を制御し、コストを抑制することも可能になる。
例えばInfosysの今会計年度第1四半期売上げに占めるFPPのシェアは、前年同期の35.9%から29.7%に、Wiproのそれは32%から22%に、それぞれ縮小した。
InfosysのMohandas Pai財務担当重役(CFO)によると、顧客との頻繁な協議が必要とされたり、見通しに不透明な部分が存在する場合にはT&M方式が採用されると言う。
WiproのLakshminarayan投資家担当主任は、「良好なスコープと鮮明な境界が存在し、商業的採算性も高い場合にはFPP方式を採用するが、最終的な費用や納入期日を事前に把握することが難しい場合にはT&M方式を採用する」と語った。
Patni Computersの場合、FPP方式のシェアが依然極めて高いが、同社のDeepak Khosla重役(マーケッティング担当GM)は、「FPP方式のシェアの高さには、納期や品質を確保し得るソフトウェア・ベンダーの成熟度が反映されている。顧客は情報技術(IT)支出を正確に把握することを欲しており、ソフトウェア・ベンダーは正確な見積もりを提供する必要がある」と指摘した。しかし同社の場合も依然としてFPP売り上げのシェアは縮小傾向を辿っている。
とは言え、SatyamとMastekのFPP売上げは増加傾向を辿っており、例外も存在する。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.