2004-08-27 ArtNo.34021
◆SPC Bio、生物分解性ポリマーの製造施設建設
【ハイデラバード】SPC Biotech Private Limited(SPCBPL)は、21クロー(US$454万)を投じ、ハイエンドな生物分解性ポリマーを農業ベースの再生可能な資源から製造する施設を設ける計画だ。この種のポリマーは吸収性の有る移植組織の製造に用いることができ、医療業界等で需要が急増している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月26日伝えたところによると、SPCBPLのM.S. Shankara Prasad重役(MD)はこのほど同紙に以上の計画を明らかにした。それによると、フランスVichy市拠点のVBM Bio-Materialsから関係技術の提供を受け、2005年4月の稼働を目指す。
新工場では、砕米、トウモロコシ、サツマイモ、その他の澱粉性農産物から生物分解性プラスチック“ポリ乳酸(PLA:polylactic acid)”を製造、またPLAから医療用移植組織、使い捨て注射器、ステント(stent)等を製造する。
ベンチャー・キャピタル、銀行、非居住インド人等から必要資金を調達する。先ずパイロット工場を設けPLAベースのプラスチックを製造、技術の商業化を図る。
SPCBPLのDr P.L. Nayak取締役(技術担当)によると、トウモロコシをベースにしたプラスチックは既に米国で生産されている。この種の領域の主要プレヤーには、米国のDow Cargill、イタリアのNovamont、三菱化学が含まれる。
SPCBPL幹部はこのほどアンドラプラデシュ州のY.S. Rajasekhara Reddy首席大臣と会談、以上の計画を説明したと言う。
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