2004-08-25 ArtNo.34011
◆肥料協同組合Kribhco、PDILにUS$3.8億拡張工事発注
【ムンバイ】政府系肥料協同組合Krishak Bharati Co-operative Ltd (Kribhco)はグジャラート州Hazira工場に1750クロー(US$3.78億)を投じ、設備を拡張する計画の主要部分をProjects & Development India Ltd (PDIL)に発注した。
インディアン・エクスプレスが8月23日報じたところによると、同プロジェクトは11月1日に着工される。入札結果は6月6日から検討に付され、エンジニアリング/資材調達/建設(EPC)契約の発注先は既に決まっている。プロジェクトの借入自己資本比率は2:1。年間105万6000トンの尿素が生産される。着工後33ヶ月で稼働する。
KribhcoのVN Rai重役(MD)によると、Kribhcoはまた新アンモニア尿素プラントの建設に関して国際プレーヤーと最終段階の交渉を進めるとともに、公共投資局(PIB:Public Investment Board)の最終認可を待っている。
Kribhcoはグジャラート州Haziraにアンモニア製造ライン2本と尿素製造ライン4本、そしてバイオ肥料の製造施設を有し、年間、172万9000トンの尿素を生産している。Kribhcoは肥料と化学品の製造の他、発電や保険ビジネスも手掛けている。
政府が肥料産業の規制を緩和する中で、公共、民間部門の肥料会社の大部分が製造能力の拡張に乗り出している。
観測筋によれば、現在インドの尿素製造能力は年間2000万トンと見積もられるが、2006-07年の年間需要は2400万トンに達する見通しだ。こうした需要の拡大は新規製造能力や輸入により満たされるものと見られる。Oman India Fertilisers Company (OMIFCO)が2005年に稼働すれば、顆粒状尿素165万2000トンが新たに輸入されることになると言う。
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