1995-01-30 ArtNo.340
◆<馬>シェル、サバ州沖合い深水鉱区探査契約に調印
【クアラルンプル】サバ・シェル・ペトローリアム・カンパニー/シェル・サバ・スラタンSdn Bhd/ペトロナス・カリガリSdn Bhdのチームは27日、サバ州ラブアン島沖100キロの深水鉱区ブロックGの生産分与協定(PSC)に調印した。
国営石油会社ペトロナスのアジザン・ザイヌル社長がこの日の契約調印式の席上語ったところによれば、今回のPSCはマレーシアの深水鉱区におけるものとしては5つ目、サバ州沖合いの深水鉱区契約としては初めてのもの。同契約の探査期間は7年、開発期間は6年、生産期間は25年で、シェルの取り分は、原油に関しては最初の日量5万バレルが86%、次ぎの5万バレルが82%、10万~30万バレルが63%、30万バレルを超える分については50%、コスト回収の上限は75%とされる。ガスに関しては販売された最初の2兆9000億立法フィートまでは60%、それ以上に関しては40%がシェルの取り分で、コスト回収の上限は60%となっている。シェルは向こう4年間に4500万Mドルの投資を約束している。ペトロナスは他に2鉱区の探査会社を物色しており、サービス契約等、PSC以外の方式の採用も検討している。(NST,NS,SJ,BT:1/28)
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