2004-08-23 ArtNo.33993
◆Zenith、ラップトップPC市場シェア2倍に拡大目指す
【バンガロール】先週水曜(8/18)ラップトップ・コンピューター7モデルを発売したZenith Computers Ltd(ZCL)は、今会計年度を通じた国内ラップトップ市場におけるシェアが2倍の6%前後に拡大するものと期待している。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが8月19日、ZCLのRaj Saraf会長兼MDの言として報じたところによると、新製品の価格は3万2000-7万ルピーで、セールス・スタッフから最高経営主任(CEO)に至るまで、法人機構の全てのレベルのプロフェッショナルのニーズを満たす設計が施されている。ほとんどデスクトップ並の価格を実現した同製品は、より多くのものが手にすることができるため、普及率もアップする見通しだ。
多国籍企業は、台湾や米国の業者からコンポーネントを調達しているが、ZCLは、コンポーネントの多くを自給しているため、市場動向に柔軟に対応、価格競争力を維持することができる。昨年の同社のラップトップ販売台数は3000ユニットほどだったが、今年は1万5000ユニットの販売を目指している。
エントリー・レベルのSalesProは、ViaチップセットとIntel Celeronチップセットを装備した2バージョンから成り、価格は各3万2000ルピーと3万9000ルピー。ワイヤレス接続が可能なIntel Centrinoモバイル・プロセッサーを搭載したハイエンドなPresidioは、40ギガ・バイト・ハードディスクやWindows XPを装備、重量は僅か1.1キロと、世界で最も軽量、各種ソフトウェアもバンドルされ、価格は7万ルピー。
ZCLの顧客には、Sony India/Siemens/State Bank of India/Indian Business Schoolが名を連ねている。ラップトップ売上げは昨年の営業額285クロー(US$6163万)に5%貢献したが、今年は予想される350クロー(US$7569万)の営業額に10%貢献するものと期待されている。
インド国内におけるラップトップ販売台数は昨年7万ユニットをマークしたものと見られ、今年は150-200%の成長が見込まれる。市場調査会社IDCによれば、インドのラップトップ普及率は3%前後と見られ、米国の40%を大きく下回る。
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