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2004-08-23 ArtNo.33992
◆Bajaj CT-100、エントリー・バイク・セグメントに衝撃
【ニューデリー】Bajaj Auto Ltd(BAL)が最近市場に投入したエントリー・レベル・モーターサイクル“CT-100”の販売台数は発売以来3ヶ月間に12万台をマーク、8月の販売台数は7万台前後に達するものと予想されている。
エコノミック・タイムズが8月19日報じたところによると、BALのRL Ravichandran副社長は「7月の販売台数は5万8000台をマーク、今月は7万台に接近しそうだ。生産さえ順調なら月間販売台数は7万5000台に達する潜在性さえ備えている」と語った。
マーケット・リーダー、Hero Honda Motors India Ltd(HHMIL)のエントリー・モデル“CD-Dawn”は月間5万台前後が販売されており、7月も同水準の販売台数が維持されたものと見られる。しかしHHMILの同セグメントにおける市場シェアは、CT-100の登場で48%から41%に縮小した。
BALはCT-100を3万1500ルピーで発売、これに対してCD-Dawnは3万900ルピー、HHMILはさらに1001ルピーの値引きをオファーしている。HHMILのAtul Sobti重役は「我々は総合的なマーケット・シェアに注目しているが、ロー・エンド・セグメントはキー・エリアと言える」と語った。
アナリストによると、BALは良好なマージンを享受する三輪車の販売を梃子に、CT-100に競争力有る価格を設定したものと見られる。
それに反してTVS Motor Company Ltd(TVSMC)が、Centraの価格をさらに引き下げるのは難しく、なおかつマージンをプラスに維持するには月間2万台前後の販売を確保せねばならない。TVSMCはこの祝祭日シーズンに4ストロークMaxを発売する予定だが、同モデルについてもやはり月間2万台前後を販売し、エントリー・レベルのパイを争わねばならない。
アナリストらによると、HHMILにして見れば、マージンの薄いエントリー・セグメントのシェアを奪われることは、それほど苦にならないものと見られる。エントリー・レベルの競争は熾烈で、大部分のモデルは採算ラインを実現できない状況にある。
HHMILのSobti氏によると、CD-Dawnの販売台数は当初の月間1万台から5万台に拡大、ライバルのBajaj Boxerの月間販売台数は4万5000台から2万台に下降したと言う。現在、BALはベース・モデルのBoxer ATを月間1万台ほど販売しているが、より売れ筋のBoxer-CTはCT-100に転換、向こう3ヶ月間にエントリー・レベルのリーダーシップ奪還を目指している。
アナリストらは、Honda Motorcycle and Scooter India(HMSI)が10月に150ccのプレミアム・バイク“Unicorn”を発売した際には、BALの“Pulsar”との間で同様のつば競り合いが展開されるものと予想している。現在Pulsar2バージョンの月間販売台数は2万2000-2万3000台で、7月には2万3930台が販売された。とは言え、如何にHMSIが慎重戦略を採用するかにもよるが、同セグメントの価格はそれほどセンシチブでないこともあり、直ちに劇的変化が生じることはなさそうだと同紙はコメントしている。
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