【ニューデリー】インドの7月の輸出は54億3304万米ドルと、昨年同月の45億7289万米ドルを18.81%上回った。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが8月18日、商工省商務部商事情報統計総局(DGCI&S:Directorate General of Commercial Intelligence and Statistics)の発表を引用し報じたところによると、今年7月の輸入は74億3727万米ドルと、昨年同月の56億5162万米ドルに比べ31.60%拡大した。
この結果今会計年度当初4ヶ月(2004/4-7)の輸出額は219億3110万米ドルと、前年同期の174億6580万米ドルを25.57%上回った。
また年初4ヶ月の輸入は304億5728万米ドルと、前年同期の228億1803万米ドルに比べ33.48%増加した。
年初4ヶ月の石油輸入は99億3万米ドルと、前年同期の61億1492万米ドルに比べ61.90%の伸びを見た。
今年初4ヶ月の非石油製品輸入は205億5725万米ドルと、昨年同期の167億311万米ドルに比べ23.07%増加した。
この結果、今年初4ヶ月の貿易赤字は昨年同期の53億5233万米ドルから85億2618万米ドルに拡大した。
応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council of Applied Economic Research)によると、インドは年間1億1100万トン近い原油を消費、その3分の2以上を輸入に依存している。このため原油の値上がりが、今年初4ヶ月の輸入額を孕ませた。15日間分の戦略備蓄や国営石油会社による石油鉱区の買収に関わらず、国際原油価格の上昇が今会計年度の主要な懸念材料になっていると言う。