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2004-08-20 ArtNo.33982
◆不規則な降雨の農業生産への影響不可避
【ニューデリー】去る7月末に雨期が回復したことから、多くの地域が旱魃の危機を乗り切ったものの、季節はずれの不規則な降雨に伴う影響は回避できそうにない。
ビジネス・スタンダードが8月18日報じたところによると、各種農作物の播種に対する影響を見ると、コース・シリアル(coarse cereal)の場合40%の地域が依然降雨不足で、豆類は43.9%、オイルシードは15.7%、稲は13.8%となっている。遅ればせの降雨により譬え雨量が通常レベルに達しても、時季はずれの播種や時季はずれの降雨に伴う生産性の下降は免れないものと見られる。しかしその影響がどれほどのものかを予測するのはさらに難しい。
過去10日間は良好な降雨に恵まれたものの、インド中央部に偏っており、同地区では8月11日までの1週間に60%の地域が例年を上回る降雨量を記録した。しかし北東地区のほぼ全域、大部分の南部地区、東部地区の一部の降雨量は、依然不十分(deficient:通常の降雨量を20-60%下回る)となっている。
とは言え、全体として見れば、全国36のサブ気象管区の内、降雨量が依然不十分な管区は、前週の12から9に減少した。これら9サブ気象管区とは、西ラジャスタン(-35%)、東ラジャスタン(-22%)、ヒマチャルプラデシュ(-44%)、ハリヤナ(-28%)、パンジャブ(-35%)、ジャールカンド(-35%)、Vidharba(-22%)、カルナタカ沿海地区(-22%)。
良好なモンスーンが訪れた2003年のこの時期に降雨量が不十分だったのは11サブ管区、また旱魃に襲われた2002年のこの時期に降雨量が不十分だったのは19サブ管区だったことを考えれば、表面的に降雨不足は大幅に改善している。
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