SEAnews 2004-08-20 ArtNo.33975

【ニューデリー】インド最大のカラー・ブラウン管会社Samtel Colorは、29インチ大型スクリーン・カラー・テレビジョン(CTV)用平面ブラウン管を製造するため110クロー(US$2379万)を投資する。
エコノミック・タイムズが8月18日伝えたところによると、ウッタルプラデシュ州Sahibabad工場に設けられる新生産ラインは来年6月の稼働が予定されている。投資は内部資金と借入で賄われる。同社はこれまで、この種の大型平面ブラウン管を輸入して来た。
現在29インチ・ブラウン管の市場規模は月間約4万ユニットで、内約3万ユニットが平面ブラウン管となっている。ＣＴＶメーカーは高いマージンが見込めるこの種の製品の販売に拍車をかけており、向こう数ヶ月間に需要は倍増するものと見られる。
Samtel ColorのSatish Kaura会長兼ＭＤによると、米国Thomsonの技術を導入した新生産ラインは年間150万ユニットの製造能力を備える。
この他、今年10－12月の間には15インチ平面ブラウン管の製造も開始する。また2003－04年にブラウン管110万ユニットを輸出したSamtel Colorは、今会計年度は160万ユニットの輸出を目指していると言う。