SEAnews 2004-08-20 ArtNo.33973

【コルカタ】スクーター及びスクータレットの製造でHero Motorsと提携したイタリア企業Apriliaが、最終的にHero Motorsに資本参加する可能性が予想されている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月18日伝えたところによると、Hero MotorsのCyriac K. Jacob副社長(ﾏｰｹｯﾃｨﾝｸﾞ)は17日催された4ストローク・ステップスルー“Hero Sting”と“Hero Smart DX”の発売記者会の席上、「Apriliaとの提携は既に着手されており、Hero MotorsはApriliaの出資を受け入れる用意がある」と語った。それによると、スクータレットとスクーターは“Hero Aprilia”商標で発売される。スクータレットは2005年第1四半期に発売、スクーターもその後、やはり同年内に発売する。
一方、Hero Motorsは500ｃｃエンジンを製造した。同エンジンはオーストリア企業Bombardier製アドベンチャー・スポーツ用品等に搭載することを検討している。エンジンはオーストリア企業の仕様に基づいて生産されたもので、検査と認可を受けるため既にオーストリアに送られている。認可が下りれば、オーストリア向けに輸出できる。
この日、お披露目された92ｃｃのHero Stingと75ｃｃのHero Smart DXは、短距離の移動や荷物の輸送を毎日行う顧客をターゲットにした業務用バイクで、Hero Group傘下のデザイン会社Hero Global Designが設計を引き受け、スタイルも考案した｡価格はHero Stingが2万5000ルピー、Hero Smart DXが2万3000ルピーで、Hero Motorsは前者を月間500－1000台、後者を同1000台販売することを目指している。