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2004-08-13 ArtNo.33936
◆フィリップス、プラスチック事業を子会社として分離独立
【ニューデリー】オランダの総合電子会社フィリップス・グループは、Philips India Ltd(PIL)のハイテク・プラスチック・ビジネスを子会社High Technology Plastics India Pvt Ltd (HTP)として分離独立させる計画だ。
エコノミック・タイムズが8月9日報じたところによると、HTPは、マハラシュトラ州Pune市Loni-Kalbhorに存在するプラスチック工場を、17クロー(US$368万)で買い取る。今年初に設立されたHTPは、目下2人のインド人により所有されており、当面、この2人が同資産の管財人を務める。2人はその後、その持分を10万ルピーでフィリップスに売却する。フィリップスは優先株方式によりHTPに17クロー(約350万ユーロ)を注入、HTPは同資金をプラスチック工場の買収費に当てる。
フィリップスは、最近インド証券市場における上場資格を返上したPILの94%のシェアを握っている。
現在、プラスチック・ビジネスの大きな部分が小規模産業指定を受けており、新会社HTPは、工業ライセンスを取得するとともに、小規模産業指定領域においては、製品の50%を輸出せねばならない。
PILのプラスチック部門の年商は41クロー(US$887万)と、PIL売上げの3%に満たない。営業資本の額は9クロー(US$195万)前後。同部門は自動車/電子・電気業界向けに高品質なプラスチック及び金属製製品、型、プレス・ツール等を開発・製造・販売している。商業顧客の需要増で2003年度売上げは前年比24%増加したが、フィリップス・グループ内の需要の比率は過去数年下降し続けている。フィリップスは2003年に同部門に再編を加え、スタッフ総数も308人から142人に削減した。この結果、2003年には4年ぶりで営業利益が計上されたと言う。
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