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2004-08-13 ArtNo.33935
◆GAIL、US$8.65億パイプライン計画実行準備
【コルカタ】インド政府がガス輸送事業への他社の参入を認め、独占経営に終止符が打たれる可能性が予想されているにも関わらず、国営ガス供給会社GAIL Indiaは、4000クロー(US$8.65億)を投じウッタルプラデシュ州Jagdishpurと西ベンガル州Haldiaを結ぶガス・パイプラインを建設する方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが8月10日報じたところによると、GAILのProshanto Banerjee会長兼MDは同紙に以上の消息を語った。それによると、同社は既に使用権(rights of usage)を保持しており、全長850キロのパイプラインを敷設し、供給不足に悩む東部諸州にガスを供給する。西ベンガル州、ビハール州、ジャールカンド州の工業ユーザーの間に強い需要が存在する。さらに西ベンガル州Kolkataまで支線を設けることも検討している。
Jagdishpur-HaldiaパイプラインはHazira-Bijapur-Jagdishpur (HBJ)パイプラインの延長計画とも言え、グジャラート州DahejにおけるHBJパイプラインへのガス供給が拡大される。
政府がパイプライン事業に複数企業の参入を認めるとの消息が伝えられているが、GAILは総コスト2万クロー(US$43.25億)の全国ガス幹線網(NGG:National Gas Grid)計画を推進する方針を決めた。この点に関してBanerjee会長は「石油天然ガス省から公式の通知を受けていない。手元にある政府のガイドライン草稿には『GAILはNGGを実行する』と記載されている。このためGAILはNGGを進める方針を決めた。Jagdishpur-HaldiaパイプラインはNGGの一部を成している」と語った。
Petronet LNG Ltd (PLL)がDahejに設けた液化天然ガス(LNG)ターミナルにはGAILも出資している。西ベンガル州/ジャールカンド州/その他の東部諸州にガスを供給する上で、GAILはDahejターミナル以外にはそれほど多くのソースを保持しない。
GAILとONGC Videshが合計20%出資するミャンマーのA-1沖合鉱区からパイプラインでガスを輸入することも真剣に検討しており、LNG方式の経済性についても検討を加えていると言う。
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