SEAnews 2004-08-13 ArtNo.33927

【プネー】Honda Scooter and Motorcycle India (HMSI)は、9月にデリーで、また10月までに全国的に発売する予定の150ｃｃモーターサイクル“Unicorn”を、若者をターゲットに若者の手による販促を行う計画だ。
エコノミック・タイムｚが8月10日、業界筋の消息として報じたところによると、ＨＭＳＩは各ディーラー店に若いセールス代表を派遣するとともに、カレッジ、コール・センター、モール等の若者の集合地点を重点にセールス・キャンペーンを展開する。
ＨＭＳＩは今月末には全てのディーラーを対象にした2日間のトレーニングを行うとともに、サービス及びセールス・スタッフをディーラー店舗に派遣、インフラやバイクの陳列場所等をチェックする。ディーラー店においてもハードコアの若いバイク熱狂者を選び販売の第一線に配置する。売り出し前には“Wanna fly?”、売り出し後には“be a wing rider”を、それぞれ標語に広告キャンペーンを展開する。
13.3ｂｐｈ、4ストローク、5段変速、モノコック・サスペンションを装備したUnicornには、エレクトリック・スターターのオプションも用意されており、リッター当たり60キロ走行できる。価格は5万－6万ルピーに設定される見通しだが、一部の報道によれば、5万5000ルピーで発売され、同セグメントのリーダー、Bajaj Auto Ltd(BAL)の150ｃｃPulsarに挑戦する。ＢＡＬは150ｃｃと180ｃｃのPulsarを今年7月に合計2万3930台販売した。同セグメントには、この他、TVSのFiero、LMLのGraptor、そして姉妹会社Hero HondaのCBZが存在する。ＨＭＳＩは来年はUnicornの135ｃｃバージョンを発売する予定だ。