1995-10-03 ArtNo.3392
◆<馬>ゴー・チュンライ氏、サマンダの支配権益買収
【クアラルンプル】ペナン拠点の不動産開発会社プナス(Penas)グループのゴー・チュンライ重役(MD)が株式のスワップを通じて、サマンダ・ホールディングズBhdの支配権益を掌握することになった。
サマンダ・ホールディングズが先週金曜(9/29)発表したところによれば、同社はプナス・グループ傘下企業5社--プナス・リアルティーSdn Bhd、グランガン・ワワサンSdn Bhd、グランガン・クミラウSdn Bhd、プナス・カントリー・ホームズSdn Bhd、プナス・コンストラクションSdn Bhd--の全権益とプナス・サヤンSdn Bhdの51%権益を5億300万Mドルで買収、額面1Mドル、発行価格4Mドルの自社株1億2575万株を、その支払いに当てる。サマンダは更に1:4の比率で特別配当株1503万株を発行する。この結果サマンダの払込資本は現在の6011万Mドルから2億89万Mドルに拡大、ゴー・チュンライ氏は増資後のサマンダの49.91%の権益を掌握することになる。ゴー氏はサマンダの残余株に対する公開買付提案義務の免除を申請する方針だ。
一方、サマンダはウェストモント・ランドBhdの25.53%権益とフィリピンのウェストモント・バンクの40%権益をウェストモント・ホールディングズSdn Bhdに1億9591万Mドルで売却する。
1981年に設立されたプナス・グループは2億5000万Mドルのミッドランド・パーク・プロジェクトや12億Mドルのバンダル・プナス開発事業を手掛けるペナンの主要な不動産開発業者として知られる。
またウェストモント・バンクの主要株主のサマンダは昨年MBfファイナンスの権益買収を提案する等、金融グループへの変身を図る一方、発電事業も手掛け、シンガポールではフラマ・ホテルを傘下に収めている。(BT:10/2)
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