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2004-08-11 ArtNo.33917
◆鉄鋼値上げはスポットのみ、近く第2波も
【ムンバイ】鉄鋼メーカーによりこのほど発表された値上げはトレード・セグメント、即ちスポット市場に限られ、長期契約には適応されない。
エコノミック・タイムズが8月5日報じたところによると、Tata SteelやEssar Steel Ltd(ESL)等の鉄鋼メーカーは4日、熱間圧延コイル(HRC)のトン当たり価格を少なくとも500ルピー引き上げると発表した。ESLは4日、「リテール・トレード・セグメントについてはトン当たり最大500ルピー値上げしたが、長期契約を結んだOEM(original equipment manufacturers)は、これまでの契約価格で供給を受けられる。2004年7月1日に発効した四半期ベースの既存固定価格については、2004年9月30日まで有効」との声明を発表した。同社によると生産量全体の10%未満が、小売あるいはトレード・セグメントに振り向けられていると言う。
Jindal Vijayanagar Steel Ltd(JVSL)も値上げは、トレード・セグメントに限っており、JVSLスポークスマンは、「OEM向けHR製品の価格はこれまで通りの水準に維持される」と確認した。JVSL製HRCのトン当たり工場出荷価格は2万5500ルピーだが、トレーダー向けは2万6000ルピーに引き上げられた。
Steel Authority of India Ltd(SAIL)は、値引き取りやめと言う市場における常套手段を用いHRCを実質的に値上げしたが、同社スポークスパースンは値上げは行っていないと声明した。
冷間圧延コイル(CRC)や亜鉛メッキ平板/波板(GP/GC:galvanised plain/ corrugated sheet)等、下流部門製品の価格は、これまでの水準に維持されている。現在SAILのGC鋼板の工場出荷価格はトン当たり3万ルピー、同社Bokaro工場のCRC出荷価格はトン当たり2万6000ルピーとなっている。しかし業界筋は、CRCやGP/GCコイルも数週間内に値上げされるものと見ている。この種の下流部門製品の価格は総合鉄鋼メーカーの場合、HRC価格の引き上げと同時に調整されるが、専門業者の場合数週間の時間的ズレが生じると言う。
ビジネス・スタンダードは8月5日、「HRCメーカーが値上げをトレード・セグメントに限定することを確認したため、二次業者はホッとしたものと見られる」と報じた。同紙によれば、Tata Steel、Essar Steel、Jindal Iron & Steel Company、Ispat Industriesは何れもOEM向け月間及び四半期契約価格に見直しを加えていないと発表したと言う。
またインディアン・エクスプレスによると、業界筋は、「今回の値上げは、近く予想される本格的値上げの先触れ」と観測している。
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