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2004-08-11 ArtNo.33916
◆韓国浦項、オリッサ州に年産300万トンの製鉄所計画
【コルカタ】韓国の浦項綜合製鐵(Posco:Pohang Iron and Steel Company)はオリッサ州に年産300万トンの製鉄所の建設を目指し州政府と交渉を進めているもようだ。
ビジネス・スタンダードが8月6日業界筋の消息として報じたところによると、インドにおける成長の機会に注目するPoscoは、先ず小規模な加工センターを設けることによりインドにおける事業経験を積む計画とされ、近くPoscoチームがオリッサ州を訪れる見通しだ。
Poscoはインドや東南アジアのような豊富な天然資源を有する地域に製造拠点を設ける計画で候補地を物色している。Poscoは最近発表した年次報告書の中でインドを中国に次ぐ成長の機会を有する市場と見なし、潜在的に重要な戦略拠点と位置づけている。このためPoscoは小規模な製造拠点を設け、インドの市場動向を把握するものと見られる。
Poscoは向こう5年間に内部資金9兆3000億ウォンを投資、内80%は韓国国内の鉄鋼プラントに、15%は海外における鉄鋼製造業務に、残りは鉄鋼以外の事業に振り向ける計画だ。
PoscoのKu Taek Lee重役(CEO)は、韓国マスコミのインタビューに対して「仮にインドがグローバル・スチール・マーケット・ハブとして浮上するなら20年内に本社機能をインドに移転する」と語った。
Poscoは決してインドにおける成長の機会を探る唯一の多国籍企業ではなく、世界最大の鉄鋼メーカー、Arcelorもインド市場に注目している。
インド政府がインフラストラクチャー開発に本腰を入れる中、鉄鋼省は国内における鉄鋼生産量を2010年までに6000万トンに、また2020年までに1億トンに拡大する目標を設定した。Steel Authority of IndiaやTata Steel等の国内鉄鋼メジャーも向こう数年間に生産能力を拡張する計画を明らかにしている。
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