2004-08-11 ArtNo.33912
◆Indo Rama、US$1.95億投じ設備拡張
【ムンバイ】ポリエステル製造会社Indo Rama Synthetics India Ltd(IRSIL)は、900クロー(US$1.95億)を投じて生産能力を2倍に拡張する計画だ。
ビジネス・スタンダードが8月6日報じたところによると、IRSILはマハラシュトラ州Butibori工場のポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)と部分延伸糸(POY:partially oriented yarn)の合計日産能力を現在の800トンから1600トンに拡張する。
IRSILのO P Lohia重役(MD)によると、2005年1月に貿易割当制度が廃止されるのに伴いインド国内のビジネス機会は顕著に拡大するものと見られ、ポリエステル生産能力の拡張は同社の競争力強化につながる。IRSILはポリエステルの年産能力を現在の30万トンから2005年までに60万トンに拡張する。工事は2005年末までに完成する予定で、既にドイツの土木建設会社Zimmer AGと提携している。
ドイツの銀行やIkband Deg等の金融機関から470クロー(US$1.016億)、地元銀行から110クロー(US$2379万)を借り入れ、残りの320クロー(US$6920万)は内部資金で賄う。
ポリエステル市場に占めるアジアのシェアは2004年以降拡大が見込まれ、インド国内におけるPSFの需要も2002-03年から2006-07年の間に年率8%の成長が見込まれる。国内におけるPSFの需給バランスは今後も良好なレベルに維持される見通しだ。
IRSILの年商は、生産と販売の拡大、そして価格の上昇により、昨年の2200クロー(US$4.76億)から今会計年度の2700クロー(US$5.84億)に23%の成長が見込まれる。2004-05年第1四半期の純益は昨年同期比87%増の6.70クロー(US$145万)、売上げは同17%増の558.2クロー(US$1.21億)をマークしたと言う。
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