1995-10-03 ArtNo.3391
◆<馬>サラワク州農民組合、仏企業と合弁で香辛料を加工輸出
【クチン】サラワク州農民組合(PPNS)は来月、フランス企業と、欧州連合(EU)諸国向けに胡椒や他の香辛料植物を加工輸出する合弁契約に調印する。
PPNS会長を務めるラムサイ・ノエル行政議員補佐(農業・社会開発担当)が先週催されたPPNS年次会議の席で明らかにしたところによると、合弁契約3件が調印され、クチン郊外70キロのスリアンに第1工場が建設される。また有る種の加工機械の域内販売に関するフランチャイズ契約交渉も進められている。これらは同氏が2カ月前に貿易代表団を率いてフランス、オランダ、デンマークを訪問した成果だが、この他、天然ゴム原木を利用した付加価値製品の極東市場の開拓、クアラルンプル企業との合弁による濃縮ラテックスのマスター・バッチへの転換、農民からラテックスを買い上げ、濃縮ゴムを製造する可能性等も検討され、後者では天然ゴム農民のキロ当たり収入の1Mドル・アップが見込まれている。(STAR:10/2)
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