【バンガロール】P. Chidambaram蔵相は3日、「今年のモンスーンの降雨不足の懸念は遠のいた。雨期の到来は多少遅れたものの、雨乞いをしていた人々は皆その願いを適えられるものと思う」との談話を発表した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月4日報じたところによると、この日、Toyota Kirloskar Auto Partsがカルナタカ州Bangalore近郊に設けたトランスミッション製造施設の開所式に出席した蔵相は、マスコミに以上の見通しを語った。
同相によると、8.2%の高成長を記録した昨年を比較対象にすることから、今年の国内総生産(GDP)成長率が6.2-7.4%の範囲に収まるなら十分満足できる。
テレコム/航空/保険領域の外国直接投資(FDI)上限引き上げに左派政党は反対しているが、National Common Minimum Programmeによれば、これら3業種は既存上限の2倍から3倍のFDIを受け入れることができる。同問題に対して態度を保留している左派政党を説得することに自分は自信を有する。
国際石油価格は制御できないものの、政府は国内インフレを抑制できる。
中核インフラ産業は今会計年度第1四半期に前年同期の4.7%を上回る5.4%をマーク、輸出成長率は28%、輸入の伸びは30%を記録した。インドの外貨準備は1200億米ドルをマーク、国民の生活水準は依然として第三世界のレベルにあるとは言え、最早インドは第三世界ではない。したがって両者のギャップを埋める必要がある
Toyota Kirloskar Auto Parts事業はインドにとって極めて重要なプロジェクトであり、インドの労働者及び技術水準にトヨタが満足していることを証明していると言う。