2004-08-06 ArtNo.33901
◆Asahi India、US$1.5億投じ設備拡張
【ニューデリー】旭硝子が地元パートナーと合弁で設けたAsahi India Glass Ltd(AIGL)は、既存設備の拡張と新工場の建設に向こう数年間に600-700クロー(US$1.3億-1.5億)を投資する。
ヒンドゥー・ビジネスラインとインディアン・エクスプレスが8月4日報じたところによると、同計画の下、新たに2つのプロセッシング・プラントとフロート・グラス・プラント1つが設けられる。
AIGLのSanjay Labroo重役(MD)によると数年内に新たにフロート・グラス・プラントを設ける必要があり、そのコストは400-500クロー(US$8650万-1.08億)と見積もられる。また北部と南部にマハラシュトラ州Talojaの既存施設と同様のアーキテクチャー・プロセッシング・プラントを設ける。これら3つのプロセッシング・プラントには合計50クロー(US$1083万)が投資される。
今年11月にはタミールナド州Chennaiに設けた自動車ガラス工場が稼働する。同工場は段階的に建設され、見積もりコスト170クロー(US$3676万)の内54クロー(US$1168万)は今会計年度に投資される。
AIGLはこの日新ブランドAISと新子会社AIS Glass Solutionsをお披露目した。新子会社は各種ガラス製品及びサービスのマーケッティングを手掛ける。
インドの国民1人当たりのガラス消費は0.56キロと、中国の3.5キロ、タイの6キロを下回る。向こう数年間に10%の成長が見込まれ、年間消費量は1000クロー(US$2.16億)に達する見通しだ。AIGLは今年の売上げが昨年比15-16%成長するものと見ている。特に自動車産業の需要が年率18-19%の成長を遂げ、牽引役を務めている。AIGLは自動車ガラス市場の90%のシェアを握っていると言う。
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