【ニューデリー】インドは今年初5ヶ月(2004/1-5)に5132万米ドルの機械を中国に輸出、前年同期の1849万米ドルを178％上回った。
エコノミック・タイムズが8月1日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)は『インド製工学製品及び機械の対中輸出潜在性』と題する報告書の中で以上の数字を掲げ、中国市場の潜在性を指摘するとともに、インド企業が中国市場の開拓で他国に大きく後れをとっていると述べている。
インドの2002－03年の対中工学製品(engineering goods)輸出は7682万米ドルと、前年の4229万米ドルに比べ80％増加したものの、中国は2001－02年に1500億米ドルの工学製品を輸入しており、インドのシェアは極めて小さい。
インドの2003年の対中機械輸出は7900万米ドルと、中国の機械輸入全体の0.11％のシェアを占め、第33位にランクされた。以下、電気機器(electrical machinery)輸出は4100万米ドル、シェア0.04％、第40位。光学・医療機器(optical and medical instruments)輸出は3500万米ドル、シェア0.14％、第27位。
中国は自動車コンポーネントの輸出市場としても大きな潜在性を有する。輸入ライセンス制が2005年に廃止される他、2006年には輸入関税も25％から10％に引き下げられる。中国は、目下主に欧州／日本／韓国／台湾から機械製品を輸入していると言う。