2004-08-02 ArtNo.33876
◆MMTC、米国企業PhoschemにDAP肥料6万トン予約
【ニューデリー】国内市場における燐酸二アンモニウム(DAP:di-ammonium-phosphate)肥料不足に対処するため、国営商社Minerals and Metal Trading Corporation (MMTC)Ltdは29日米国拠点のPhoschemにDAP6万トンを予約した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月30日伝えたところによると、国内DAPメーカーは燐酸の深刻な供給不足に直面、DAPの生産が滞っている。
肥料業界筋によると、MMTCの今回の契約価格は8月出荷、海上運賃込みインド港わたし260.5米ドル(CFR)だったものと見られる。同価格からすればトン当たり補助は5000ルピー以上で、これまでのトン当たり2400ルピーを遙かに上回る。
MMTC筋は、「現在の市価はトン当たり270-272米ドルで、契約価格は市価を下回る。今後、さらに追加の注文を予定している」と語った。しかし「契約価格を公表すれば、将来の取引に影響が生じる」とし、具体的額を明らかにするのを避けた。
肥料業界筋は、「政府はまだ燐酸の輸入価格を決めておらず、業界は目下トン当たり平均398米ドルで商談を進めている」とし、こうした状況下にMMTCが早々とDAPの輸入注文を行ったことに驚きを表明している。
仮にトン当たり260.5米ドルでDAPを輸入するなら、配給価格はトン当たり442米ドル前後になる。この価格を基準にすれば燐酸の購入価格はトン当たり442米ドルになる。MMTCは6ヶ月前にトン当たり204米ドルでDAPを輸入したと言う。
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