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2004-07-28 ArtNo.33844
◆公共投資局の認可の遅れでGAILのHPL投資計画座礁も
【コルカタ】公共投資局(PUB:Public Investment Board)の認可の遅れで、GAIL IndiaのHaldia Petrochemical Ltd (HPL)への出資計画が座礁するのではないかと懸念されている。
ビジネス・スタンダードが7月26日伝えたところによると、法人債務再編(CDR:corporate debt restructuring)パッケージの下、プロモーターには600クロー(US$1.32億)の新資本注入が求められ、GAILは拡張後の資本の16%に相当する332クロー(US$7329万)の出資を引き受けた。しかしGAILが期限内に同資金を払い込まなかったことから、Industrial Development Bank of India(IDBI)に率いられる債権金融機関は、既存プロモーターの一員、Chatterjee Group (TCG)に残りの268クロー(US$5916万)の一部を早期に注入するよう求めた。TCGは143クロー(US$3156万)の払込を認めている。したがって残額の125クロー(US$2759万)は公募により調達されることになる。
しかしインド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)の公募規則では、少なくとも拡張後の資本の10%を公募せねばならないことになっている。HPLの場合、拡張後の資本金は2000クロー(US$4.42億)であるから、少なくとも200クロー(US$4415万)を公募せねばならない。しかし公募分を200クローに拡大すれば、最終的に資本金の額は2075クローになり、プロモーターは、それ自身の持ち株比率を縮小させることになるが、プロモーターらは受け入れないものと見られる。
こうしたことからGAILはPIBの認可を必要としない200クローを早期に払い込むべきだと指摘する向きも有る。そうすれば公募規模もSEBIの基準を満たすことになる。
HPLのTarun Das会長は、これ以前に「法人債務再編パッケージは2004年12月31日までに完了すべきで、公募は今年後半に行われる。GAILの投資に関する交渉は、TCGが7月31日までに143クローを払い込んだ後に着手する」と語った。
観測筋は、金融機関が、HPL再建に向けた最後の金融アレンジを実行すべき時と述べている。
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