2004-07-26 ArtNo.33831
◆今年のCTV販売900万台:家電/TV製造業者協会
【ニューデリー】今年のカラーテレビジョン(CTV)販売は6月にまずまずの60万台をマークした後、7月に入って市況低迷に陥っているが、消費者用電子/TV製造業者協会(CETMA:Consumer Electronics and TV Manufacturers Association)は、通年の販売量が900万台をマークするものと予想している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月24日報じたところによると、業界筋は「モンスーンの貧弱な降雨量と旱魃を思わせる被害の拡大から7月の消費者情緒に落ち込みが見られた」と指摘する。
信用格付け会社Credit Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)傘下の産業情報調査会社Cris Infacのレポートによると、Haierのような中国企業の参入やThomsonと結んだTCLのインド市場再進出のCTV販売に対する影響は小さいものと見られる。消費者の旺盛な購買意欲と主要CTVプレーヤーのマーケッティング努力により、2004年4-5月のCTV販売台数は前年同期比12.4%増の114万台を記録した。
同期間のフラットCTVの販売台数は前年同期の8万8870台から23万8450台にジャンプした。こうした急成長は、ほぼ30%にのぼる値下がりに加え、指導的ブンドが挙って同セグメントに照準を合わせ強力な販促を展開したためと見られる。
5月には韓国ベンダー2社のシェアが拡大した反面、OnidaとSansuiのシェアは4月に比べ縮小した。またマーケット・リーダーのLGと二番手を占めるSamsungのシェアには大きな開き見られる。LGはライバルを凌ぐ成長を記録、支配的地位を益々強化している。4-5月期に市場は全体として12-13%成長したが、LGの成長率は40-45%に達した。
LGがマーケッティング/ディストリビューション面の強みを生かした価格戦略を通じ消費者の購買意欲を刺激したのに対し、Samsungはボリューム・ゲームの面ではあまり積極的戦略を採用せず、マーケッティングの重心を益々フラットCTVにシフトさせた。同社は14インチCTVの販売を停止して以来、15インチ・フラットCTVを除きマス・ボリューム・セグメントから手を引いている。
LGの5月のCTV市場シェアは昨年同月の18%から24%に拡大、Mirc Electronicsはそのシェアを維持した。他の主要プレーヤーは概してシェアを改善させた。
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