2004-07-23 ArtNo.33813
◆Haldia Petro、創業以来初の純益計上
【コルカタ】Haldia Petrochemicals Ltd (HPL)の2004年3月期年度売上げは前年比45%増の4928クロー(US$10.88億)、減価償却費/利子/税引き前利益(EBDIT:earnings before depreciation, interest and tax)は前年比132%増の758クロー(US$1.67億)を記録、創業以来初の純益100クロー(US$2207万)前後を計上できる見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネスラインが7月21日伝えたところによると、HPLのTarun Das会長は20日記者会見し以上の消息を語った。それによると、HPLはまたRatan Tata氏とJamshyd Godrej氏を新取締役に迎え、取締役会の陣容を16人から18人に拡大した。これは株式の公開公募に向けた最初のステップと言える。Tata/Godrej両氏は社外取締役(independent director)として向こう2ヶ月間に取締役会に参加することを引き受けた。
2003-04年の設備稼働率は前年の80%から109%に改善した。会計監査はまだ終わっていないが、S.K. Bhowmik重役(CEO)は純益の額を100クロー前後と示唆した。今会計年度については、45%の増益率を見込んでいると言う。
法人債務再編(CDR:corporate debt-restructuring)パッケージの下、HPLプロモーターは600クロー(US$1.32億)の新資本を注入することになっており、この内143クロー(US$3157万)はChatterjee Groupが、残りの457クロー(US$1.01億)はGas Authority of India Ltd (GAIL)が、それぞれ拠出する。GAILはこの内332クロー(US$7329万)を2004年3月31日までに払い込むはずだったが、期限内に支払うことができなかった。このためPurnendu Chatterjee氏が143クローを払い込むのを待って、HPL経営陣は8月1日からGAILとの交渉を再開する。
Chatterjee/GAIL両者により合計600クローの新資本が注入された後、公募を行う。HPL取締役会は公募計画に関する初歩的協議を進めている。Chatterjee氏がこれ以前に語ったところでは、公募はブック・ビルディング方式により2004年12月31日までに実施する。
Das会長によれば、GAILが新資本の注入に失敗しても新たな出資パートナーは求めず、また同不足分を公募により調達することも今のところ考えていない。ただ一歩一歩計画を進める。公募計画の完了後、HPLの資本金は2000クロー(US$4.42億)に拡大、負債/自己資本比率は現在の1:4.5から1:1.5に改善すると言う。
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