2004-07-23 ArtNo.33806
◆Jindal Stainless、インドネシアの冷間圧延施設買収
【ニューデリー】Jindal Stainless Ltd(JSL)はインドネシアに完全出資子会社PT Jindal Stainless Indonesia(PTJSI)を設立、同新会社を通じて、現地企業PT Maspion Stainless Steel Indonesia(PTMSSI)から年産5万トンの冷間圧延ステンレス・スチール製造施設を買収する。
ヒンドゥー・ビジネスライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが7月21日報じたところによると、JSLのRatan Jindal副会長兼MDは20日以上の発表を行った。それによると、買収コストは3000万-3200万米ドルだが、さらに700万-800万米ドルの運転資金を注入せねばならない。また今年末までに年間キャパシティーを10万トンに拡張する計画で、それには別に1000万-1200万米ドルを投じる必要がある。これらを合わせた総コストは5000万米ドルにのぼる。この内1200万米ドルは自己資本、残りは借入で賄う。PTMSSIとは既に覚書を交換、取引は2ヶ月で完了する。
同買収は、前方統合化計画の一環で、JSLはインド産熱間圧延ステンレス・スチールを輸出、インドネシアで冷間圧延し、東南アジア市場の需要に応じる。東南アジア市場は年率10%前後の成長を遂げている。インドネシアは、フィリピン、タイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー等の市場に隣接、戦略的立地条件を備えている。当該工場には、従業員150人が目下1シフトで勤務、稼働率は30%ほどと言う。
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