SEAnews 2004-07-23 ArtNo.33805

【ヴィサカパトナム】National Mineral Development Corporation (NMDC)は、民間企業と提携し、チャッティースガル州Bailadilla鉄鉱山11 Bブロックの採掘を行う方針を決めた｡
ビジネス・スタンダードが7月22日報じたところによると、ＮＭＤＣはBailadillaに大量の鉄鉱資源を有する。ＮＭＤＣは昨年、Bailadilla鉱山から1630万トンの鉱石を出荷した。この内450万トンはMinerals and Metal Trading Corporation (MMTC)を通じ、日本と中国に輸出した。
しかし第5鉱山と第14鉱山の生産量は年々下降している。このため新たに11Ｂブロックにおける採掘を開始する方針を決めたが、多額な投資を回避するため、民間企業のコスト負担により採掘設備を据え付け、ＮＭＤＣが同設備を賃借することにした。ＮＭＤＣは今年末までに同ブロックにおける採掘ができるものと予想している。
ＮＭＤＣはVisakhapatnam Steel Plant／Hy-grade pellets／Vikram Ispat Industries／Ispat Industries Limited等の需要増に応じるため、Bailadilla鉱山からの鉱石の出荷量を年率5－10％拡大することを目指している｡
今会計年度第1四半期にＮＭＤＣは、ＭＭＴＣを通じ日本／中国に126万2000トンの鉄鉱石を輸出、Visakhapatnam Steel Plantに134万9000トンを供給した。またIspat Industries Limitedに92万1000トンの鉄鉱石及び32万トンの標準サイズ塊鉱(Calibrated lump ore)、Vikram Ispatに15万1000トンの鉄鉱石を、それぞれ供給、またNMDC独自に中国に10万トンの低品質の鉱石を輸出した。
ＮＭＤＣは今年第1四半期、新たに11Ｃブロックの鉱山を開発、鉱石採掘設備の据え付けに350クロー(US$7726万)以上を投資した。しかし生産量は安定していない。現在ＮＭＤＣは1日当たり7000トン前後を採掘、今年通年の採掘量は200万トン前後と予想している。