2004-07-21 ArtNo.33802
◆2004年のBPOビジネスUS$36億:政府予想
【ニューデリー】米国ではビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)に対する逆風が生じているが、インドにおける2004年通年のBPOビジネス・ボリュームは36億米ドルに達する見通しだ。
デカン・ヘラルドが7月20日伝えたところによると、Kamal Nath商工相は19日、国会において以上の見通しを示した。ジョージ・ブッシュ大統領と連邦財務省トップもインドからのアウトソーシング拡大に懸念を表明したが、インド政府は米国通商代表及びColin Powell国務相に対し、断固とした厳しい姿勢を表明している。
インドのBPOビジネスの70%は米国からのものだが、全体の2%に相当する米国政府関連のビジネスが米国国会の承認を必要とし、影響を受けるだけである。また米国国会で審査される米国中央政府のインド向けBPO注文60件の内1件が、また州政府の注文297件の内11件が、影響を受けるに過ぎない。
インドにおけるBPOビジネスは年率40-50%の成長を続けており、アウトソーシング契約額は2002年の23億5000万米ドルから、2003/2004年の36億米ドルに拡大す見通しだ。とは言え、全世界のBPO市場規模は7730億米ドルにのぼり、インドはその0.35%のシェアを占めているに過ぎないと言う。
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