2004-07-21 ArtNo.33801
◆Tata Teleの契約者伸び率、Reliance Infoを凌駕
【ムンバイ】Reliance Infocomm(RI)の目覚ましい成長により、向こう数年RIの独走が続くものと予想されたが、2004年6月末時点のTata Teleservices Ltd(TTSL)の8サークルにおける契約者ベースは前月比10.57%成長、これに対して同じ8サークルにおけるRIの伸び率は3.93%にとどまった。
ビジネス・スタンダードが7月19日、インド総合電話業者協会(AUTPI: Association of Unified Telecom Providers of India)の最新統計を引用し報じたところによると、2004年5月31日時点の両社の上記8サークルにおける契約者ベースはTTSLが183万人強、RIが492万人強で、元々契約者ベースが大きいRIの成長鈍化はやむを得ないとも言える。しかし増加した契約者の絶対数でもTTSLは19万4001人と、RIの19万3739人を上回った。
TTSLオフィシャルによると、支払い不履行顧客を一掃したことも有り、同社は2004年5月に基本電話とCDMA携帯電話契約者合計1万5000人を失ったが、6月には目覚ましい回復を見た。こうした成長は主にFWP(fixed wireless phone)顧客と移動体通信顧客の増加によるもので、6月の契約者ベースは200万人に接近、市場シェアは22%に達した。TTSLは未だプリペイド・サービスを導入していないが、にも関わらずこうした急成長を実現できたのは特筆に値する。こうした成長にはNokia 3105携帯端末に対する顧客の積極的反応も寄与した。TTSLは同端末を通じた1000ゲームのダウンロードや他のサービスをオファーした。既存サークルにおける同社サービスのカバー範囲は過去3ヶ月間に50都市から200都市に拡大した。2005年3月までに20サークル、1000都市をカバーすることを目指していると言う。
|