1995-01-30 ArtNo.338
◆<星>昨年第4四半期も商工業不動産市況の堅調持続
【シンガポール】商工業不動産の需要は堅調で、店舗不動産を除き、昨年を通じて値上がり基調を維持した。
都市再開発局(URA)が27日発表したところによれば、商業用不動産価格指数は回復に転じたオフィス不動産の好調に支えられ、昨年第4四半期に10.4%上昇、一昨年同期の9.2%の上昇率を上回った。また通年の値上がり幅は31.7%をマーク、一昨年の11.9%を遥かに上回った。第4四半期のオフィスの価格上昇率は一昨年同期の5%から15.8%に加速、通年では44.5%の上昇を記録した。しかし小売り業不振の影響で店舗価格は、通年で20.1%の上昇にとどまった。アナリストはオフィスの価格/賃貸料の値上がり基調は今年も続くものの、上昇率は鈍化するものと予想している。工業不動産価格指数は昨年第3四半期の8.1%から第4四半期の12.9%に上昇率を加速させ、通年の値上がり幅も31.7%と一昨年の3.1%を遥かに上回った。(LZ,BT,ST:1/28)
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