2004-07-21 ArtNo.33796
◆忌月/モンスーンの遅れが乗用車・二輪車販売に影響
【ニューデリー】ヒンドゥー暦の忌月Adhikmas到来に加え、モンスーンの遅れも祟り、7月の自動車、二輪車販売は不振に陥りそうだ。
インディアン・エクスプレスが7月19日伝えたところによると、ディーラーらは、カー・メーカーに7月の販売台数が前月を10-15%下回るとの見通しを伝えている。例年この時期の販売は低調だが、雨期到来の遅れや一部地域の洪水被害等、天候不順の影響も手伝って、不振は通常の半月を超え、8月17日まで持続する見通しだ。
Maruti Udyog Ltd(MUL)オフィシャルは「販売はスローダウンしており、7月の販売は6月を下回る可能性がある」と語った。
Bajaj Auto Ltd(BAL)のRL Ravichandran副社長は「一部の顧客はこの時期の購入を控えるが、インド全体を通じた現象ではない」と語った。
Hero HondaのAtul Sobti重役(ED)は「元々低調な時期のため、現在の薄商いはさしたる問題ではない。祝日シーズンを迎える10月前後には復調するものと見られる」と述べる一方、「しかしこの先10日間に雨期が訪れないなら、業界全体を巻き込む惨事が予想され、今月末にも在庫調整を強いられるだろう」と警鐘した。しかし雨期の遅れの影響を今予想するのは困難と言う。
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