【ニューデリー】昨年(2003-04)の情報技術(IT)ソフトウェア&サービス輸出は、米ドル建てで前年比28%増の122億米ドル、ルピー建てで前年比20.4%増の5万5510クローに達した。
エコノミック・タイムズが7月16日、情報技術局(Department of Information Technology)の発表を引用し伝えたところによると、情報技術対応サービス(ITES)及びビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の昨年の輸出額は、接客/人事/料金徴収/支払い等のサービス・ラインの急成長に支えられ、前年比54%増の36億米ドルをマークした。
昨年のITソフトウェア&サービス産業は国内総生産(GDP)の2.64%、輸出総額の21.3%を占めたが、2008年までにはGDPの35%を占める見通しで、ITソフトウェア&サービス輸出は2008年までに570億-650億米ドルをマーク、世界ソフトウェア市場の6%のシェアを占めるものと予想されている。またITES-BPO部門の輸出額も2008年までに210億-240億米ドルに達する見通しだ。
インドは最も魅力的なアウトソーシング拠点の1つと見なされており、IT/ITES部門で雇用される専門家の数は2004年3月末には81万3000人に達した。この内ITソフトウェア&サービス輸出部門に雇用されたものは26万人、ITES-BPO部門に雇用されたものは25万5000人、国内業務部門に雇用されたものは2万8000人を数えた。