2004-07-19 ArtNo.33775
◆Reliance、Kakinadaに2千MWガス発電所建設計画
【ハイデラバード】Reliance Power Ltd(RPL)はアンドラプラデシュ州の港湾都市Kakinadaに、同州沖合Krishna-Godavari Basinで発見されたガス資源を利用し、1500-2000MW(メガワット)の発電所を設ける可能性を検討している。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズが7月16日報じたところによると、アンドラプラデシュ州政府エネルギー部のD K Panwar次長はこのほど記者会見し以上の消息を語った。それによると、RPLは発電能力を最終的に8000MWまで拡大することも検討している。RPLは州政府に詳細な計画を提出していないが、間もなく同プロジェクトに関する両者間の協議が行われる予定だ。
Relianceグループ代表団は最近、アンドラプラデシュ州のY S Rajasekhara Reddy首席大臣に会見、ウッタルプラデシュ州Dadriにおける1万MW発電計画について報告するとともに同様のメガ発電所をKakinadaにも設ける計画を明らかにした。
RPLのプロジェクトを歓迎するアンドラプラデシュ州政府は、同州沖合で発見されたガス田の最大の恩恵を同州が受けることを期待している。RelianceはDadriプロジェクトについては1ユニット当たり2ルピーの電力料を提示しており、Kakinadaに設けられる発電所に関しても同レベルの料金になるものと見られる。電力購買契約(PPA:power purchase agreement)方式と入札方式の何れを採用するかについては、州政府としては、Relianceの判断に委ねる考えだ。
Relianceの代表は首席大臣との会議の席上、アンドラプラデシュ州全域にガス・パイプラインを敷設し、家庭や産業界に直接ガスを供給することも提案したと言う。
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