2004-07-14 ArtNo.33755
◆Bajaj、TN州に格安バイク投入、TVSと競争
【チェンナイ】Bajaj Auto Ltd(BAL)は4ストローク“Boxer AT”を店頭価格2万5990ルピーで販売、ライバルTVS Motor Company(TVSMC)の2ストローク・モデルと、タミールナド州のロー・エンド100ccモーターサイクル市場のシェアを争っている。
エコノミック・タイムズが7月13日、BALのリージョナル・マネージャー、R Chandrasekhar氏の言を引用し報じたところによると、タミールナド州には大きな市場潜在性が存在するため、同社は2ヶ月ほど前から全てのアクセサリーを装備したBoxer ATをタミールナド州の顧客に限って2万5990ルピーの特価でオファーしている。同モデルは他の地域では2万7990-2万8990ルピーで販売されている。BALはモーペッドや中古バイクからのアップグレード需要に期待しており、目下のところ月間1200-1800台を販売している。しかし最近スタートした販促キャンペーンにより、月間販売台数は間もなく5000台に拡大する見通しと言う。
一方、TVSMCは同社の2ストローク・モデル“TVS Max 100R”のアクセサリーやバッテリーを取り外し、タイヤも小型なものに変えたストリップ・バージョン“TVS Max 100”を2万5500ルピーで販売、対抗している。TVS Max 100Rの価格は3万1000ルピー。
TVSMC筋によると、TVS Max 100のタミールナド州における月間販売台数は300-400台。Victor、Centra、Max 100Rも含めたモーターサイクルの合計販売台数は月間7000台前後。2ストローク・エンジン車のメリットは頑丈で、メンテナンスも容易なこと。この種のモデルを購入する顧客は、他のモデルの購入者とは全く異なり、価格はそれほど気にしない。
TVSMCは今年10月にMax 100Rの4ストローク・バージョンを発売するが、需要が存在する限り、2ストローク・モデルも販売する。現在、Max 100/Max 100Rレーンジは全国で月間1万台ほど販売されていると言う。
|