2004-07-09 ArtNo.33720
◆昨年のPC販売300万台突破、32%増:MAIT
【ニューデリー】インド国内における昨年(2003-04)のパーソナル・コンピューター(PC)販売台数は、値下がりと政府機関や業界の需要増に支えられ、前年比32%増の303万台をマークした。
エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが7月6/7日伝えたところによると、情報技術製造業者協会(MAIT:Manufacturers' Association for Information Technology)はこのほど以上の調査結果を明らかにするとともに、今年(2004-05)の販売台数は380万台に達すると予想した。
MAITの委託を受けたIndian Market Research Bureau (IMRB)の調査によると、昨年上半期のPC販売台数は126万台を記録、下半期にはさらに177万台が販売された。下半期の販売の伸びは、消費税率の16%から8%への引き下げ/最高関税率の5%ポイント・カット/特別付加税の廃止に伴うPC価格の8-10%下降に牽引された。
PC販売全体の77%を占めるビジネス・セグメントは26%成長、テレコム、銀行、金融サービス、バック・オフィスと、ほとんど全ての部門の販売が拡大、取り分けホーム・オフィス・セグメントの伸びは71%に達した。またホーム・セグメントにおける販売台数も60%ジャンプした。
アセンブルPCが販売台数全体の53%(46%)、地元ブランドが同21%(26%)、多国籍ブランドが26%(28%)を占めた(括弧内は前年のシェア)。地元ブランドの販売台数は前年比7%、多国籍ブランドは同23%、アセンブルPCは同52%の伸びを見た。アセンブルPCのシェアは上半期には57%を占めたが、下半期にはブランド品、取り分け多国籍ブランドの販売が急増したため、50%に下降した。
ノートブックPCの中規模企業市場における販売は前年比158%、大企業市場におけるそれは9%、小企業市場におけるそれは7%、それぞれ増加した。ノートブックPCのホーム・セグメントにおける販売台数は前年比18%増の1万5694台をマークした。
しかし4大都市におけるサーバー販売は6%の落ち込みを見た。とは言えクラスBとクラスCタウンにおける販売には堅調な伸びが見られた。4大都市のPC市場におけるシェアは前年の53%から43%に縮小した。上記4大都市に続く4都市(Bangalore/ Hyderabad/ Pune/ Ahmedabad)における販売は前年比39%の成長を見た。
ボリューム販売の伸びに関わらず、昨年通年のPC販売額は前年比11%増の698.2クロー(US$1.54億)にとどまった。インドのPC販売は2001-02年に11%のマイナス成長を記録した後、2002-03年に復調、昨年は2年連続の好調が記録された。
昨年のコンピューター・ハードウェアの国内販売は、前年(US$40億)比25%増の50億米ドルをマーク、輸出も前年の11億米ドルから12億5000万米ドルに穏やかな伸びを見た。
2004年3月のインターネット契約者(アクティブ)の数は、前年同月の143万人から236万人に拡大した。
|