2004-07-07 ArtNo.33708
◆対米プラスチック輸出を3年内に10倍に拡大目指す
【ニューデリー】インド政府は、米国の50億米ドル・プラスチック市場に強力なプレゼンスを築いた中国に倣い、2006-07年までに対米プラスチック輸出を現在の2500万米ドルから2億5000万米ドルに拡大する野心的目標を立てた。
エコノミック・タイムズが7月6日伝えたところによると、商工省商務部のマーケット・アクセス・イニシアチブ(MAI)の下、以上の目標を盛り込んだプロジェクトが準備されている。現在、インド製プラスチックの米国市場におけるシェアは0.5%で、10倍に拡大しても5%に過ぎない。
米国では環境問題からプラスチックの生産がほとんど不可能になっているが、需要は依然として拡大している。宝飾品や衣料品と異なり、プラスチックはハイ・ボリューム、ロー・プライスをその特徴とする。このためMAIの下、政府補助によりロスアンゼルス/シカゴ/マイアミ/ニューヨークに倉庫施設を設けるなら、インド輸出業者のサプライ問題解決に役立つ。またMAIは市場調査のスポンサーも務める。MAIプロジェクトのコストは17クロー(US$375万)で、政府が60%補助、プラスチック製品輸出促進委員会(PPEPC:Plastics Products Export Promotion Council)を通じて実行に移されると言う。
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