2004-07-02 ArtNo.33680
◆Kanoria Chemicals、輸出基盤拡大に注力
【ニューデリー】グジャラート州拠点のKanoria Chemicals & Industries Ltd (KCIL)は、新市場の開拓及び既存顧客との長期的信頼関係の構築を通じ、輸出基盤の拡大を図る。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月29日、KCILのA.K. Todi上級副社長(マーケッティング&インフォシステム担当)の言として報じたところによると、KCILは取り分け欧州とオーストラリアに注目している。既存の大市場への進出はボリュームの拡大につながる。KCILは現在、ペンタエリスリトール/ホルムアルデヒド/ヘキサミンを少量輸出しており、塩酸と塩素ガスを輸出する可能性も検討している。しかし塩酸の輸出には運送面の問題が存在する。KCILは現在国内市場の25%のシェアを握っている。韓国、台湾、ロシア、米国市場については、試験的輸出を既に行っており、ドイツ、ベルギー、フランス、ポーランド、スロヴェニア、ブルガリア、ルーマニア、オランダを次のターゲットとして検討している。当面は小規模な注文を受け、先ず品質や満足度の面で外国顧客との信頼関係を構築、その後で輸出ボリュームの拡大を図る戦略を採用していると言う。
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