2004-07-02 ArtNo.33670
◆Visa Industries、オリッサ州に総合鉄鋼プラント建設
【ニューデリー】西ベンガル州Kolkataを拠点にする年商1100クロー(US$2.43億)のVisa Group of Industriesは、オリッサ州Jajpurに1700クロー(US$3.75億)を投じ、年産100万トンの鉄鋼プラントを建設する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月30日報じたところによると、グループの旗艦Visa Industries Ltd(VIL)は総合的なスチール及びステンレスの製造施設を設ける。投資額の約40%に相当する680クローは自己資本、残りの1020クローは借入で賄う。VILは公募も準備しており、増資に際して外資を導入することも外国投資促進局(FIPB)から認可されている。
VILのRajesh Jha取締役によると、年産能力50万トンづつ2期に分けてプロジェクトを進める。第1期プロジェクトでは高炉1基、直接還元海綿鉄プラント2基、浸漬型アーク炉(submerged arc furnaces)2基、アーク炉1基、レイドル還元炉(ladle reducing furnace)1基、concast1基、AOD(Argon Oxygen Decarburization)炉1基、年産40万トンのコークス炉1基等が設けられ、金融アレンジはほぼ完了、工事は既に始まっている。外資出資率を現在の39.6%から47.41%に引き上げることも、FIPBの認可を得ており、コルカタ拠点のVisa International(グループの投資会社)が完全出資するスイス子会社Visa Contrade AGが新資金を注入する。第1期分のミニ高炉/コークス炉/2つの合金鉄ユニットは、今会計年度第4四半期に稼働、残りの施設はカレンダー・イヤー2006年第1四半期に商業運転を開始する。必要な土地は購入済みで、土木工事の20%、構造物の30%は既に完了している。同社は近い将来公募も行う予定と言う。
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