2004-06-30 ArtNo.33663
◆DVC、Tata PowerとのMaithon発電合弁事業に近く最終決定
【コルカタ】Damodar Valley Corporation (DVC)は7月に催される次期取締役会において、ジャールカンド州における1000MW(メガワット)のMaithon Right Bank火力発電プロジェクトをTata Power Company(TPC)と合弁で進めるか否か、最終方針を決める。
ザ・ヒンドゥーが6月27日伝えたところによると、TPCは同プロジェクトに51%出資する意向を表明しているが、DVCは経営管理権をTPCに譲り渡すことを望まず、交渉は袋小路に入っていた。
当初、DVCはBombay Suburban Electric Supply(BSES)と合弁会社Maithon Power Limited (MPL)を設立、総コスト4000クロー(US$8.83億)以上の同プロジェクトを進めるはずだった。しかしBSESがReliance Industries Ltd(RIL)の傘下に入り、社名もReliance Energyに改められる中で、BSESの新オーナーはプロジェクトからの撤退を決めた。このためMPLはDVCの完全出資子会社になった。
DVCのAjay Shankar会長は、ザ・ヒンドゥーに対し、「新プロモーターを誘致することを検討しており、TPCと交渉を進めている」と確認した。同氏によると、DVC取締役会はShankar会長にTPCとの交渉を一任して来たが、次期取締役会議において最終決定を下す方針と言う。
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